【スタッフブログ】海外のテニス生活について

2019-10-11

~スタッフブログ~

東京都調布市にあるテニススクール
桜田倶楽部・東京テニスカレッジ
テニスで本物を目指す

こんにちは。桜田倶楽部・東京テニスカレッジで一般・ジュニア・育成クラスを担当している大塚です。

今回のテーマは「海外のテニス生活」です。

今回のブログでは、自分が桜田倶楽部に入る前に2年間過ごしていた海外生活について書きたいと思います。
亜細亜大学を2年前に卒業後1年間ドイツに渡りその後1年間スペインに滞在しました。
大学テニスを終えた後、海外のテニスを見てみたいそんな思いもあり海外に渡りました。
ドイツでは、Alexander waske tennis University というところでプロのテニスプレイヤーの伊藤竜馬選手や全国小学生大会の優勝経験のある井上玄意選手が在籍しています。
スペインでは、CMCcompetitionというアカデミーを拠点に海外を周りました。
ドイツとスペインではテニスに対する考え方の違いがあり驚きました。なぜなら、ドイツでは、練習の質を大切にし短い時間の中でより科学的に練習やトレーニングが行われており、個々にあった考え方やプレースタイルを磨いていくような考え方があります。
しかし、スペインはボールの打つ量を大切にして球出しやベースラインでのラリーをハードに行われており、ベースラインでのプレーを中心とした考え方を持っておりそこからネットにも繋げていきます。この違いに気付くことができたのは大きな経験になったと思っています。

そして、二年間フューチャーズ大会を周る中で大変だったことはたくさんありました。
それは、まず移動です。朝早くの便で飛んで会場に到着後すぐに練習などいろいろなことがありました。それから、食事の面です。特に、エジプトやトルコなどの試合に行った時は満足な食事ができない中でのトーナメントでした。そして、テニスの面ではいろいろなコートに対応する能力が問われました。2年間大会を周った中で満足のできた試合はほとんどありません。それは、どんな選手も同じだと思います。なぜなら、毎回会場が違い、相手が違い、体のコンディションなど多くの事が常に違います。その中で満足のいくプレーをし続けるのは本当に大変なことです。その中で変化に対応しながら継続して勝ち抜いて行かなければなりません。それから、大会を勝ち抜いて行く強い選手には必ず共通点があります。それは、常にハードなトレーニングと練習をこなしていけるという点です。高いモチベーションを持っているからこそだと思います。だからこそ、自分もコーチをしていく中でジュニアの選手が選手生活でいろいろなことに対応できる正しいテクニックや厳しい選手生活を戦い抜いて行けるメンタルと試行錯誤していくなかで成長することの大切さを教えていきたいです。

そして、海外生活で一番の思い出はスペインでカレーニョ・ブスタ選手やトミー・ロブレド選手と練習をしたことです。特に、ロブレド選手とのクレーでの練習はあまりの相手のボールの重さに最初の10分間ラリーしただけでヘトヘトになったのは今でも覚えています。それぐらい激しボールを打ち込んできており、スイングスピードやスピン量などが全く違いこれがATPの世界で戦っている選手なんだと痛感させられました。

最後に、海外に行ってテニスを学ぶことには多くのメリットがあります。
まず、海外の選手のボールを直接感じられることです。これは、海外に行かなければ感じることのできないことです。また、生活の面でも日本がどんな国なのかを海外を経験する中で理解できるようになると思います。デメリットとしてはやはりお金の面になってくると思います。
そういうことを考慮した上で、是非機会のある方は海外をテニスというツールを通じて経験してみてはいかがですか???