【結果】3/31 ワンデイ グリーンボール

2024-04-01

優勝 大庭伊織(桜田倶楽部) 準優勝 塩澤俊之介(登戸サンライズ)

週末は一気に気温が上がり、初夏のような気候でスタート。今回は直前のキャンセルがあり、9人での総当たりとなった。暑い中、一人8試合だったのでかなりタフな大会となった。

今までオレンジボール大会に出場していたメンバーも学年が変わることもあり、グリーンボール大会に初チャレンジ。ここまでグリーンボール大会にずっと出ていたメンバーに立ち向かったがボールのスピード、深さ、展開力に苦戦していた。そんな中、優勝した大庭伊織と準優勝の塩澤俊之介はお互いに無敗での新4年生対決だった。二人とも残り2.3試合残っていたが実質の決勝戦のような戦いだった。互いに簡単にはポイントを与えず、しつこく戦いながらも相手を揺さぶり続けていた。必死に声を出しながら1ポイント、20~30球近くのやり取りを繰り返した。大庭は今回、絶対優勝してトロフィーを持ちたいという想いで臨んでいたので、最後に勝ちへのこだわりと根性を見せ、逆転勝ち。大庭は意外にもグリーンボール初優勝となった。テニスはメンタルのスポーツというが、まさにそれが顕著に現れた試合だった。塩澤は初参加だったが、劣ることなくかなりのファイターだった。しかし大庭が相手を上回ったという印象。テニスは「上手さ」も大事だがそれよりも「強さ」が必要。これは選手のパーソナリティも大きく関わる。コート上でのエネルギー、勝負に対するこだわり、逆境をはねのける心の強さ、これらを教えるのはかなり難しいこと。何も言わなくてもできる選手はそれも才能だと思う。タフな試合をたくさん経験して「強い」選手が増えていってほしい。

下川 花