【スタッフブログ】フューチャーズと国際大会について

2019-12-19

~スタッフブログ~

東京都調布市にあるテニススクール
桜田倶楽部・東京テニスカレッジ
テニスで本物を目指す

こんにちは。

桜田倶楽部・東京テニスカレッジで一般クラス(ジュニア、大人)、育成ジュニアを担当している大塚です。

今回のブログでは、日本や世界各地で開かれている国際大会とはどんな大会なのか詳しく書いていこうと思います。

まず、ATPツアー(男子)、WTAツアー(女子)というプロの選手が参加するトーナメントのランク分けが存在します。そして、その下にITF world tennis tourが存在します。
ITF tennis tour は一般的には、フューチャーズ大会と呼ばれています。ITF world tennis tour は、男子は1万5000ドル大会~2万5000ドル大会が行われており、女子は
1万5000ドル大会~10万ドルの大会が行われています。それ以上の大会がATP、WTAツアーの大会です。ITF world tennis tour大会は、プロになるための登竜門となる大会です。ラファエル・ナダル選手や錦織圭選手などほとんどのプロ選手が始めはこの大会に出場し勝ち抜いてきています。男子も女子も賞金総額が高ければ高いほどレベルは上がっていきます。

男子大会                

         女子大会

ITF tennis world tourには大学の実力のある選手やITFジュニアトーナメントを周っている選手、選手活動をしている選手など多くの選手がトーナメントに参加しています。このような大会に参加している選手達の目的は、ITF、ATPランキングを上げることです。

ランキングの優先順位としては、国内ランキング→ITFランキング→ATPランキングの順番です。プロとして認められるためには最低でもITF tennis world tour以上の大会に出場しないといけません。なので、ITF tennis world tourの大会で勝ってITFランキングを上げてその後チャレンジャ-の予選に出場して予選を勝ち上がり本選で勝ってATPのポイントを取る必要があります。

日本国内でもITF world tourの大会は開催されています。男子は年間8大会行われています。まず、3月の始めから4月半ばまで6週連続で行われます。まず、各大学で開催される大学シリーズのフューチャーズ大会が4週間。5週目に、TTCテニススクールで行われる柏フューチャーズ、6週目が愛媛県の松山で開催されます。それから、5月に軽井沢フューチャーズ、6月に昭和の森テニススクールで開催される昭島フューチャーズが開催されています。松山で開催されるフューチャーズは2万5000ドル大会でレベルの高い試合が行われています。それから、女子のITFサーキットは、19大会開催されています。女子のサーキットは大会数が多く詳しく書くことはできませんがその中でも一番レベルの高いのは、有明の森で開催されている安藤証券オープンという大会で10万ドルの大会です。今年は、11月12日から本選が開催される予定です。

次に、ITF world tourの国内大会と海外の大会の違いについて書いていきたいと思います。テニス強豪国と言われる国の大会はレベルがかなり高いです。スペインやアメリカ、フランスなどのような国がその国に入ります。日本はレベルが高い国と低い国の中間に位置する国のように思います。しかし、日本やアジアなどで行われる大会は各国の大会数が他のヨーロッパやアメリカなどに比べて少ないため人が1つの大会集まりやすいためレベルが上がってしまっているように思います。

日本国内の国際大会は、来年の3月頃からスタートすると思うので興味のある方や、将来プロになりたいというジュニアも是非観戦に行ってみてはいかがですか??