【スタッフブログ】親子でテニスの練習をするときに気をつけたい事

2019-07-16

~スタッフブログ~

東京都調布市にあるテニススクール
桜田倶楽部・東京テニスカレッジ
テニスで本物を目指す

こんにちは。桜田倶楽部・東京テニスカレッジで一般大人・一般ジュニア・育成クラスを担当している宮崎です。
今回は、「親子でテニスの練習をされる際に気をつけたい事」についてお話しします。
近年、錦織圭選手や大坂なおみ選手の大活躍など、テニス界に明るいニュースが多くなっています。
その影響なのか、習いたい・習わせたいスポーツの上位にテニスがランクインし、
好きなスポーツ選手の上位にテニス選手がランクインするようになりました。
当倶楽部でも多くの幼稚園生・小学生がスクールの各クラスでテニスを楽しんでいるのを見るたびに、テニス人気が高まってきているのを実感しています。
ご家庭でも、親子でテニスをする機会も多いと思います。
そこで、親子で練習する際に気をつけたい事柄を、いくつかお伝えします。

①道具について
練習で使用するボールは、テニスの習熟具合に応じて、レッドボール・オレンジボール・グリーンボール・レギュラーボールを使い分けることをお薦めします。
レギュラーボールを導入期や幼少期から使ってしまうと、ボールが弾みすぎることから、
適切な打点でボールを打つことが出来ず、ラケットの持ち方にも悪影響が出てきます。
また、手首やひじを痛める原因の1つにもなってしまいます。
テニスの導入期にはレッドボール、そしてオレンジボールからグリーンボールへと、
徐々に段階を踏んでいくと良いと思います。
ラケットは、ジュニアラケットとして、主に19inch~26inchの長さがあります。
グリップを持ち、気を付けの姿勢を取った時に、地面にラケットがつかない程度の長さをお薦めします。
体格以上に長いラケットや重いラケットを持つことは、ラケットを器用に操作することの妨げになります。体格にあったラケットを使用するようにしてください。
※通常のラケットは、27inch以上です。

②コートサイズについて
①で紹介した各種ボールに対応したコートサイズでの練習をお薦めします。
サッカーでもバスケットでも、年齢に応じたコートサイズやゴールの高さが設定されています。
テニスでも、年齢やレベルに応じたコートサイズで練習すると、適切なテクニックを身に付けることが出来ます。

③テクニックについて
ラケットの扱い方が十分ではない段階で、グリップやフォームを指導することや、
スピンを打つためのラケットの動かし方など特定の動作を教えてしまうことは、
スムーズなスイングを身に付けることの妨げになります。
フォームを覚えることから練習を始めることは避けましょう。
まずは、その子が好きなようにラケットを持たせ、ボールを打たせてみてください。
そして、テニスを始めたその日から、ラリーやゲームを行ってみてください。
そうすることで、テニスをするということは、フォームを覚えるということではなく、
ゲームをするということだと思ってくれるはずです。
そうは言っても「まだ、ボールもまともに打てないのにゲームなんて出来ないのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、ゲームの中で身に付ける能力という点から考えても、
幼少期・導入期からゲームをするということは重要です。
なぜ重要かということについては、また別の機会に書きたいと思います。

近年「play&stay」というプログラムが普及しています。
このプログラムは、テニスを始めた導入期からゲームをすることで、
テニスを楽しく続けてもらうことを目的としています。
お子様にテニスを楽しく続けてもらうためにも、
「テニスは楽しい」[ゲームは楽しい]と思ってもらいたくありませんか。
~play&stayについて~
以下のサイトに、上記①・②について掲載されています。
「プリンス テニス」で検索
プリンスHP→information→play&stay
「日本テニス協会」で検索
日本テニス協会HP→普及活動→tennis play&stay→保護者の方へ